
舞台は謎の国・北朝鮮。
どこまでが現実でどこまでがドラマなのか、気になっちゃう作品です。
・北朝鮮人役の演技がうまい人は誰?
・ジョンヒョクって、どれほどすごい人なの?
・11課は本当にあるの?
前回、この記事でドラマと実際の北朝鮮のシンクロ率を紹介しました。
今回はその第2段!
脱北ユーチューバーのレビューを元に北朝鮮の背景等を紹介していきます。
この記事を読めば、ドラマを見て気になった北朝鮮の内情が理解できますよ。
「愛の不時着」北朝鮮人役の俳優の演技力は?誰がうまい?
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ドラマを見ていて思うのは、ヒョンビンが素敵過ぎること。
もしかして北朝鮮の代表男子がヒョンビン!みたいに思えたりしてきませんか?
が、やはりドラマはドラマ。
実際に多いのは、軍人のピョ・チス役みたいな人なんだそう。(笑)
ピョ・チスの雰囲気やしゃべり方は、北朝鮮の人そのまま!
それだけじゃなく、ヒョンビンの部下の軍人たちは、みんないい演技をしてると評価されています。
彼らの小学生みたいな会議(?)は、的外れた感が愉快で面白いですよね。
主人公以外にも魅力のあふれるキャラクターそろっていること。
この作品が盛り上がった理由は、彼らがいたからこそだともいわれています。
ジョンヒョク(ヒョンビン)のパワーはいかに?
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ジョンヒョクは、総政治局長の息子の設定です。
総政治局長の名前が出た途端、態度が変わるお偉いさんたち。
じゃあ実際どれぐらい偉いのって思いますよね。
実は、総政治局という機関は社会主義の国だけにあるもの。
韓国にもありません。
そんな総政治局長とは、北朝鮮軍の中で3本の指に入るすごい人!
キム・ジョウンの次だともいわれています。
軍隊を管理するお仕事をするんだそうです。
すごいのは分かったけど、そんなジョンヒョク(ヒョンビン)が一般の軍にいるのは不自然じゃない?

確かにドラマといえど、総政治局長の息子が一般の軍にいるなんておかしいですよね。
でも、本当のエリートたちも、初めは一般の軍隊に入ることが多いそう。
それは、世の中へのイメージ管理のため 。
お金持ちがいきなりエリートコース!となると、一般の人からの妬み僻みの対象になりがち。
自分の息子は社会の模範生だとアピールすることで、その家の好感度を上がるというわけです。
だから、エリートの息子たち自ら望むわけではないけれど、両親が強制的に行くことが多いんだそう。
そのあとは、他の人よりも3〜4倍早い出世コース を歩んでいきます。

本当に細かな設定まで考えられていてすごいですよね!
11課って本当にあるの?
ユン・セリが北朝鮮にいる時の身分は、11課配属。
見た目や言葉遣いなどどう見ても北朝鮮らしくない彼女が、「11課」ということで村の人たちは納得します。
この11課ですが、実際に存在します!
呼び方は人や部隊によって違うそうですが、北朝鮮には特殊な任務を行う集団がいます。
どんな仕事をするのかというと、韓国を対象にしたスパイを養育する期間。
スパイになる人たちは、老若男女問わずいます。
そして、その講義をしてくれるのは、なんと韓国人!
じゃあ、どんな人たちが教えてくれるのかというと、ここからはちょっと心苦しいお話に、、、
実は、北朝鮮には500名程度の拉致された韓国人がいるんです。
その人たちが韓国のアクセント、地方のなまりなどを講義するんだそう。

本当にスパイを養成する機関があるなんて、想像しがたいことですよね。
北朝鮮の元工作員・キムヒョニの話
本当にあったお話ですが、韓国で有名な元工作員にキム・ヒョニという女性がいます。
1987年に起きた大韓航空機爆破事件。
元工作員が日本人に成りすまし、飛行中に爆破した恐ろしいテロ事件です。
彼女は、その主犯でした。
はたから見れば、キム・ヒョニは完全に日本人に見えたそう。
このスパイ養成機関で日本語やアクセントを習得しました。
それだけじゃなく、日本の文化、習慣、日本人の特有の動きなどを完全マスター。
どうしてそんなことが可能だったかというと、、、
実は、日本人拉致被害者・横田めぐみさんに教わったそうです。

こんなところで横田めぐみさんの名前が出てくるなんて、、、。
韓国人だけじゃなく日本人まで養成してることにも驚きです。
「愛の不時着」脱北者たちのリアルレビューまとめ
今回は、脱北した人のレビューを中心に北朝鮮の背景を紹介しました。
ユーチューバーたちのレビューなので、人によって意見が違ったり、現実とは少し異なる部分もあるかもしれません。
しかし、このドラマがいかに細部までこだわりをもってるか伝わったかと思います。
近いようで遠い謎の国・北朝鮮。
私自身もいろんなことが知れて、大変興味深かったです。
なお、この作品と北朝鮮のシンクロ率は、また別の記事で紹介しています。
お読みくださりありがとうございました。