
人間関係や生き方に悩んでる人にオススメの本です。
・「私は私のままで生きることにした」のあらすじが知りたい
・BTSとのつながりって?
・本を読んだ感想は?
こんな質問にお答えします!
韓国で70万部を超えるベストセラーになった「私は私のままで生きることにした」。
BTSのジョングクの愛読書として知られ、日本では、発売後3ヶ月で15万部を突破。
韓国書籍でこれほど短期間で売れたものは、初めてではないかと言われています。
その反響は日韓だけでなく、タイでも出版。中国、ベトナム、台湾でも出版予定なんですよ♩
今回は、そんな注目の韓国エッセイ本について紹介していきます。
「私は私のままで生きることにした(나는 나로 살기로 했다)」ってどんな本?
本書は、大人になって作者が直面した冷たい現実について、悩み苦しんだ体験談を記したものです。
小学校のころから理由を気にしながら生きてきたという彼女。
そのまま大人になると、自分のことがみじめで無力に思えたといいます。
そんな作者が、どうしてこうなったのか、なぜダメだったのかを考え抜き、その疑問の答えを記しています。
孤独や寂しさを抱える人々に、「もっと胸をはって生きていいんだよ」とエールを送りたい という想いが込められています。

おばあちゃんに悩みを聞いてもらってるようなあたたかみのある本でした。
BTSジョングクの愛読書として有名に!
グクの部屋に置かれてた一冊。日本語訳が出版されたので買ってきました✨🐰ペンさんはぜひ👍グクきっかけで手にした本ですが、私自身の為にもなりそうなので、これからじっくり読んでみます📖#私は私のままで生きることにした #나는나로살기로했다 #BTS #ジョンググ #グク #Jungkook #전정국 pic.twitter.com/yGFwPsqWKk
— meme(みーちゃん)🐥🐭 (@meme_bts_1113) February 23, 2019
出典:Twitter
「私は私のままで生きることにした」は、BTSのジョングクの愛読書 としても知られています。
VLIVE「BTS BON VOYAGE Season 3」でジョングクの部屋が映った際に、足元にこの本が置いてあったみたいです。
そして、ファンがこの本を特定。
ジョングクの愛読書を読んでみたいと思った人たちが続出しました!

ちょこっとした映ってないのに、特定した人たちすごい!
「私は私のままで生きることにした」で刺さった3つのメッセージ
この本は、「自分を変えて明るく生きよう!」といったポジティブな自己啓発本ではありません。
ありのままの今の自分を受け入れること、自分を大切にすることが説かれた本 です。
ゆるめなイラストとは裏腹に、ずっしりとした内容。
大切なメッセージがたくさん書いてあるので、全ては伝えきれないのですが、中でも心に残った3つのメッセージを紹介したいと思います。
完璧な人生なんてない
作者が中3の時に、誰もが羨ましがる人気者がいたが、その本人は一番辛い時期だったというお話し。
人は自分に欠けているものをもっている人を見ると、その人の人生は完璧だと思ってしまうものらしい。(…中略)
私たちは、表面だけを見て他人の人生の重みを測るけど、
他人の目に移る自分の姿がすべてではないように、
私たちの目に移る他人の姿もすべてではない。
人は、それぞれ傷や不完全さを抱えている。傷のない人生なんてない。引用:「私は私のままで生きることにした』キム スヒョン(著)/吉川 南(訳)
ここを読んだ時、ドキリとしました。
なぜなら、日常的に他人を羨ましくなるから。
人気者や道行く幸せそうなカップルなんかを見ると、「この人は曇りない人生を歩んでいるんだろうな。」と嫉妬に近いような感覚になることがあります。
もし自分があの人だったら、愛嬌があって、好かれて…と考え始めると止まらなくなるんです。
でも、みんな見えないようにしてるだけで、傷を抱えてる人は案外多いことをこの本から学びました。
BTSのジョングクだって、世界的な人気アイドルで何不自由なく見えてしまうけど、この本を手に取るということは、私たちには見えない傷を持っているということ 。
きらびやかな生活をしているように見える韓国の芸能人が、相次いで自殺する事件もありましたよね。
本書にある「傷のない人生なんてない」という言葉に、辛いのは私だけじゃないんだとフッと楽になりました。
誰とでも仲良くしようと頑張らない
作者の友達の家に遊びに来たおばあさん。「また遊びに来ていいか」と聞かれて、断れないでいると、その孫や孫の友達まで押しかけてきた話。
犠牲を払ってでも守ってあげたい素敵な人なら
その人は、私の要求や断る理由を理解してくれるはず。私の都合を聞いて腹をたてるような人なら、
そんな関係を守るために苦労する必要はない。引用:「私は私のままで生きることにした』キム スヒョン(著)/吉川 南(訳)
私も人の頼みごとを断るのがすごく苦手です。
「NO」と言うとどんな反応が返ってくるか怖くて、ついつい頼みごとを聞いてしまいます。
頼みごとを聞くと、大抵「にってぃって、本当いい人だよね」と感謝されますが、それって「都合のいい人」って言われてるよう。
向こうも友達って言ってくれてるし、友達なんだけどいつもモヤモヤしてました。
でもこの本を読んだら、そういう関係は友達ではないことに確信を持ちました。
そもそも大事な友達と思ってるなら、無理なお願いはしませんよね。
それに気づくまでだいぶ時間がかかったけど、しんどい時には自身をいたわるのを第一優先!
断ることを覚えたいと思います。

友達と仲良くなる前に自分と仲良くならなきゃですね。
問題を抱えながら生きていく方法を学ぶ
疲れ果てて、自分自身にうんざりして、受け入れ難い。
そんな人生を投げ出したいと思う時がある。
でも、自分以外に自分の人生を生きてくれる人はいない失敗したからといって、気に入らないからといって、
あなたの人生をほったらかしにして、慰めることもしなかったら、
それはあまりに人生をないがしろにしている。だから、人生のなかで何か不幸にぶつかったとしても、
いっぱい泣いて、いっぱい苦しんだ後は、
その不幸も抱きしめながら生きることを学ぼう引用:「私は私のままで生きることにした』キム スヒョン(著)/吉川 南(訳)
この本の中で一番響いたメッセージです。
特に「不幸も抱きしめる」という言葉には、衝撃を覚えました。
お恥ずかしい話、私は、嫌なことがあるとすぐに人生リセットしたくなる癖があるんです。
「どうして自分はいつもこうなんだろう」と答えのない問いをグルグル考えて、全てを放棄したくなる。
そんなことしたらダメだよって言う本はあるけど、この本は違いました。
不幸を愛おしく思うなんて今まで考えたことなかった。
でもこの本を読んでからは、自分の人生だからこそ、全部ひっくるめて自分を大切にしたい と思うようになりました。
山あり谷ありの人生だけど、自分をいたわり、一生懸命生きたいです!
「私は私のままで生きることにした」レビューまとめ
今回は、韓国のエッセイ本「私は私のままで生きることにした」について紹介しました。
正直、ふんわりした挿絵ややさしい雰囲気のレイアウトに対して、書いてあることはずっしり。
本を読む習慣があまりない私には、漢字も多くさらっと読める本ではありませんでした。
しかし、社会に疲れた人が幸せに生きるヒントがたくさん!
今まで分からなかった違和感、生きづらさの正体が分かり、人生のバイブル本といってもいいほど素敵な本でした。
これからの人生や対人関係に悩んでいる人は、是非手にとってほしいなと思います。
よかったら、読んでみてください♩